【スペイン最大のメタルフェス】
2019年始まりました。
GYZEは報告の通り、いま表にでる活動ができない状態で
いつもならこの時期には1年のおおよそのライブが決まってるのに今年は宙ぶらりんな状態。
きっと、これも必要な時期なのだろうと…
ただ何もせずにいてられない性分ゆえ、これまでの海外での活動のこと等を不定期に
書いてゆこうと思います。
昨年の夏は忙しかった。
ヨーロッパへ毎年行くようになってたGYZEは昨年も8月はずっとヨーロッパを廻っていた。
日本ではWackenばかりが注目されがちですが、夏になると様々な地域で
メタルフェスが行われてます。


NIGHTWISH, MR BIG, DRAGONFORCE, POWERWOLF, CHILDREN OF BODOM, SONATA ARCTICA, KAMELOT, AMORPHIS, TURISAS…etc.
この中にGYZEが日本人初出場できたのは純粋に嬉しかった。
2017年のBATTLE BEASTとのヨーロッパツアーでもスペインは3箇所演奏したけど、さすがラテンの国とにかく盛り上がる!!※だけど物販はあまり買ってくれないと皆口を揃えて言ってました。

GYZEは成田からベトナム→フランクフルト→マドリード→アリカンテという空路での計24時間近い移動でした。
作年は思わぬトラブルや災害が身の回りに起る年だった。
台風で東京集合の日も変更になり
飛行機会社のストライキのため、ドイツで1泊を余儀無くされた。
さらに極め付けは
マドリード→アリカンテのフライトでSHUJIの機材がロストバゲジに・・・


なんとかレンタルできたがこの日から続くヨーロッパでのライブごとに機材がレンタルできなければ出演できないという事態になっていた。(事実、ベルギー公演はキャンセルに)
スペインは日本でいうところの沖縄的ポジションで、乾いた空気と心地よい日差しが気持ちいい。
ホテルについて一休みする間も無く演奏のため会場へ。
会場は丘の上にあって北海道のニセコを思い出すような立地。


海外のフェスではサウンドチェックがないものだというつもりで望まなければならない。
事実、ろくにサウンドチェックをできた試しがない。
それも考慮し、飛行機移動という理由もあり
僕の機材はギターにiPhoneのアプリのアンプにiRigを通すだけ。
これがトラブルも少なく、素早く最速でセッティングができ、さらに音が本物のアンプより好き。
もっというならばどこで演奏しようが必ず同じ音になる。
イヤモニのチェックがあまりできておらず、1曲目のカウントが聴こえないトラブルもあったが
さすが情熱の国スペイン、こちらが煽る前に合唱、サークルピットなどが巻き起こる。
実はフェスといえども、自分のステージの時間に人が集まるとは限らない。
だいたい演奏し始めの1~2曲のうちは集まらない。
そんなことも考慮して1曲目から自信のあるDRAGON CALLINGという曲をチョイスしてた。
合唱パートが多いこの曲は1曲目のインパクトとしては絶大だと睨んでた。
思惑は大当たり。
60分のステージが終わる頃には超満員になってた。
.jpg)
SET LIST
1.Dragon Calling
2.Japanese Elegy
3.Pirates of Upas
4.In Grief
5.The Rising Dragon
6.Kamuy
7.The Bloodthirsty Prince
8.Final Revenge
9.Desire
10.Northern Hell Song
.jpg)
家で孤独に作った曲が遠く離れた土地で聴いてもらってる事実だけでも涙が出るほど感動がある。
同じ目的を持った仲間と何千Kmも離れた土地で同じ景色を見てることにも感謝が止まらない。
これは海外でも国内でも等しく感じることです。
冒頭で述べたようにGYZEはいまそんな宝物のような時間を作ることが出来なくなってる。
思い出に浸りたいわけでもないけど、時間がいつもよりあるので
これまでの印象的な日々をこうして少しずつ書いていこうと思います。
Ryoji